《内科/皮膚科医 友利新先生監修》季節の変わり目に感じる不調…その原因とおすすめケアは?

2022年11月16日 | ブログ

 

監修いただいた医師:

友利 新(ともり あらた)/Arata Tomori
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医師(内科・皮膚科)
沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。
現在、内科と皮膚科のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を雑誌・TV などで展開中。2004年第36回準ミス日本という経歴をもつ、美貌の新進医師。美と健康に関する著書も多数。

 

過ごしやすい季節になってきたのに、なんだか体の調子が良くない…と感じる方もいるのではないでしょうか?

季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく、体調を崩しやすいといわれています。今回は、不調の原因や今日からできるケアの方法をご紹介します。

 

こんな不調を感じていませんか?

✓疲れやすく、だるい
✓食欲がなく胃がもたれやすい
✓よく眠れない
✓頭痛や肩こりがする
✓気分が落ち込む

 

不調の原因は?

9月~11月は、朝晩の寒暖差や気圧の変化が激しく、自律神経の乱れが起こりやすい時期です。

自律神経は、体を活発に動かす「交感神経」と、休息状態に切り替える「副交感神経」がバランスをとって調子を整えています。
しかし、寒暖差が大きくなり体温や発汗を頻繁に調整しなければならなくなったり、急な気圧の変化により血管の収縮・膨張が繰り返されたりすると自律神経の切り替えがうまくいかずに体調を崩してしまうことがあります。

また、雨や台風が近づいてくると起こる頭痛や眠気は、体や脳の酸欠状態ともいわれています。低気圧帯では上昇気流が起きているため、空気中の酸素濃度が低下します。
そうすると、体はより多くの血液で酸素を運ぼうとし、血管を膨張させます。膨張した血管は頭蓋骨や脳を圧迫して頭痛が起こりやすくなります。

さらに、秋の異動・転勤など生活変化のストレスなども自律神経の乱れや体調を崩す原因になっていると考えられています。

 

今日からできる!不調対策

1. 深呼吸をする
ストレスや疲れを感じていると、呼吸が浅くなる傾向があります。まずは大きく深呼吸してみましょう。
特に今はマスクを着用しているため、いつのまにか呼吸が浅くなりやすいといわれています。普段から意識して深い呼吸を心がけてみましょう。

 

2. 耳を温める、マッサージする
耳の奥にある内耳という部分は、気圧の変化を察知するセンサーのような役割をしています。冷えや自律神経の乱れで血行が悪くなると過敏になってしまうことがあります。

ホットタオルで耳や耳のうしろを温めたり、耳をつまんで上下や横に引っ張り、回したりしてマッサージしましょう。

 

3.ストレッチや軽い運動をする
長時間座った状態でいることの多い人は、血行が悪くなりだるさを感じやすくなります。

だるさやコリを感じる部分をゆっくり伸ばしてみてください。特に自律神経系は首の後ろ、背中から腰の背骨付近を通っています。背中や腰を伸ばし血行を良くし、温めることで自律神経の乱れを整えましょう。

 

4.ビタミンB群が豊富な食品を摂る
ビタミンB群は、神経伝達物質の合成に深く関わっています。ビタミンB群はそれぞれが助け合うことで効率よくパワーを発揮するので、複数を一緒に摂ることがおすすめです。

 

<おすすめ食品>

豚肉、納豆、鶏肉、さば、かつお、ごま、玄米、アーモンド、アボカド

 

 

そのほかには、お風呂にゆっくり浸かる、十分な睡眠をとる、朝食を食べて朝日を浴びる、なども効果的と言われています。十分な休養をとり、できることから対策しましょう。

もし体調不良が続くようであれば、病院で相談してくださいね。

 

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