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《皮膚科医 友利新先生監修》ニキビでお悩みの方必見!汗ばむ季節の肌トラブルとインナーケア

2025年05月27日 | ブログ

監修いただいた医師:

友利 新(ともり あらた)/Arata Tomori
instagram @aratatomori
公式Youtubeチャンネル
医師(内科・皮膚科)

沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。
現在、内科と皮膚科のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を雑誌・TV などで展開中。

 

気温が高い日が増え、最近は梅雨に関する話題が徐々に増えてきました。
気温と湿度の上昇により、汗や皮脂の分泌が増える梅雨の時季。「肌のベタつき」「メイク崩れ」「テカり」「肌荒れ」「ニキビ」などの肌悩みを感じやすくなる季節ですね。

特に皮脂分泌が過剰になりやすいこの時期は、毛穴詰まりや炎症を引き起こしやすく、肌のコンディションを保つのが難しいと感じる人も少なくありません。
また、ニキビは思春期だけでなく、大人になってからも悩む人が多い肌トラブルの一つです。皮膚科領域でも「成人型ニキビ(アダルトアクネ)」という分類があり、加齢によるホルモンバランスの変化やストレス、生活習慣が関与していることが指摘されています*。

*日本皮膚科学会「尋常性痤瘡治療ガイドライン2023」

悩みが深刻だったり、日常生活やQOLにも影響し得る「ニキビ」に今回はフォーカスしていきたいと思います。

 

そもそもどうしてニキビはできるの?
たくさん美味しいものを食べたとき、寝不足のとき、ニキビができるきっかけは人それぞれですよね。
でも、ニキビができる基本の仕組みはこんなにシンプルなんです。
①毛穴の中に皮脂が詰まる
②皮脂を好むアクネ菌がたくさん集まってくる
③アクネ菌に対抗するために炎症がおきる

なので、皮脂分泌を過剰にさせないことがニキビを防ぐ方法の1つです。

 

思春期ニキビと大人ニキビ
思春期にニキビに悩む人が多いのは、ホルモンバランスの乱れによって皮脂腺の働きが活発になり、皮脂分泌が盛んになるためです。
大人になってからは、寝不足・ストレスなどでホルモンバランスやターンオーバーが乱れることや、メイクが毛穴につまってしまうことでもニキビができてしまいます。

 

ニキビができやすい「癖」⁈
アクネ菌が繁殖しにくい環境を保つことも大切です。

  • 顔をよく触る
  • 頬杖をつく
  • タオルを毎日交換しない
  • メイクのスポンジは同じ面を何回か使うことがある etc.

このような項目にあてはまる方は、アクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまっているかもしれません。

 

敏感に傾きやすい梅雨時期の肌…外側ケアと内側ケアのバランスを
高温多湿な梅雨の環境では、肌が不安定になりやすく、敏感肌の方にとっては特に注意が必要な季節です。マスクや汗による摩擦、空気中の湿気や雑菌も肌荒れを助長させてしまうことも。

こうした肌トラブルに対しては、スキンケアによる「外側からのケア」に加えて、日々の食生活などを通じた「内側からのケア(インナーケア)」も重要です。

「どんなに丁寧に洗顔してもテカリやニキビが改善されない」という人は、栄養バランスに目を向けてみると、新たな発見があるかもしれません。

 

たくさん食べるとニキビに影響する⁉食べ物
①牛乳・チーズ・生クリームなど
②チョコレートなど砂糖を多く含んだもの
③ポテトチップス・揚げ物など

こうやってあげると美味しいものばかりですね。ニキビに悩む方は普段、自分が何気なく口にしているものにも注目してみましょう。

 

インナーケアで意識したい栄養素とおすすめ食材
肌が揺らぎやすい時季のトラブル対策として、インナーケアで意識したい代表的な成分を以下にご紹介します。

■ ビタミンB群(特にB2・B6)
皮脂分泌を正常に保ち、ターンオーバーの乱れを整える働きが期待されます。
含まれる食材例: 卵、レバー、納豆、バナナ、サバ、マグロ、鶏むね肉

■ ビタミンC
抗酸化作用があり、肌のキメを整えるサポートをしてくれます。ストレス時にも消耗されやすいため、意識的な摂取が◎。
含まれる食材例: 赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご、柑橘類

■ ビタミンA(βカロテン)
皮膚や粘膜を健やかに保つ栄養素。乾燥や角質肥厚による毛穴詰まりが気になる人にも。
含まれる食材例: にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、レバー、うなぎ

■ 亜鉛
肌の修復をサポートするとされ、肌荒れが気になる方におすすめされることの多いミネラル。
含まれる食材例: 牡蠣、牛肉、納豆、カシューナッツ、卵黄

■ 食物繊維・発酵食品
腸内環境を整えることは、肌トラブル全般への対策としても注目されています。
含まれる食材例: ごぼう、きのこ類、ヨーグルト、味噌、ぬか漬け

 

ニキビができてしまったら?
できれば病院で治療してもらうのがおすすめです。
なるべく早く毛穴につまった炎症物質を外へ出す必要があるのですが、自分でつぶすと中の伝達物質も周りにひろがってしまい、ニキビや肌荒れも広がってしまう恐れがあります。

また、ニキビ治療については、外用薬や内服薬の使用だけでなく、生活習慣の改善やスキンケアの見直しなど、包括的なアプローチが推奨されています*。

*日本皮膚科学会「尋常性痤瘡治療ガイドライン2023」

ニキビはできてしまったら極力触らないようにし、肌を清潔に保って栄養たっぷりのお食事と十分な睡眠で肌を早く回復させてあげてくださいね。

 

まとめ
梅雨時の肌は、湿度や皮脂分泌の増加により不安定になりがちです。ニキビやテカりといった肌悩みが増えるこの季節、スキンケアと並行して、内側からのアプローチも意識することが、美肌への近道につながります。

まずはご自身の食生活や生活リズムを見直し、必要に応じて栄養補助としてサプリメントを取り入れることで、より健やかな肌を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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友利新/医師「内科・皮膚科」公式Youtubeチャンネル
「ニキビができやすい・防ぎやすい食べ物をそれぞれ3つ紹介します。」

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