ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨の健康を保つうえで重要な脂溶性ビタミンです。食事から摂るだけでなく、日光を浴びることで皮膚でも作られるという特徴があります。
一方で、日光に当たる機会が少ない方、魚やきのこ類を食べることが少ない方、季節を問わず紫外線対策をしている方は、日々のビタミンDの取り入れ方を見直したい場合があります。
また、皮膚にはビタミンDを利用するための受容体が存在し、肌の働きや加齢との関係についても研究が続けられています。ただし、ビタミンDを摂るだけで、特定の肌悩みが改善したり、若返ったりすることを意味するものではありません。
この記事では、ビタミンDの基本、美容や肌との関わり、日光・食事・サプリメントから取り入れる方法、摂取量の目安と注意点まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ビタミンDとはどのような栄養素なのか
- ビタミンDと美容・肌との関わり
- ビタミンDが不足しやすくなる背景
- 日光・食事・サプリメントから取り入れる方法
- ビタミンDの摂取量の目安と注意点
目次
ビタミンDとは?
ビタミンDは、油に溶ける性質を持つ「脂溶性ビタミン」のひとつです。
カルシウムやリンの吸収に関わり、骨の健康を保つうえで大切な栄養素として知られています。また、ビタミンDの受容体は身体のさまざまな組織に存在し、その働きについて幅広い研究が進められています。
ビタミンDの特徴
- 脂溶性ビタミンのひとつ
- カルシウムやリンの吸収に関わる
- 魚やきのこ類などの食品に含まれる
- 日光を浴びることで皮膚でも作られる
ビタミンDは、日光、食事、必要に応じたサプリメントなど、複数の方法から取り入れることができます。ひとつの方法だけに頼るのではなく、生活環境や食事内容に合わせて考えることが大切です。
ビタミンDと美容・肌との関わり
皮膚には、ビタミンDを利用するための受容体や、ビタミンDの代謝に関わる仕組みがあることが知られています。
ビタミンDと皮膚のバリア機能、細胞の分化、加齢に伴う変化などとの関係については、現在もさまざまな研究が行われています。
ただし、ビタミンDを摂ることで特定の肌悩みが改善したり、肌が若返ったりすることが確認されているわけではありません。
美容や肌のコンディションを考えるうえでは、ビタミンDだけに注目するのではなく、バランスのよい食事、十分な睡眠、適切な紫外線対策、スキンケアなどを含めた総合的な習慣が大切です。

ビタミンDが不足しやすくなる背景
体内のビタミンDの状態は、食事内容だけでなく、日光に当たる機会、季節、地域、年齢、生活環境など、さまざまな要因の影響を受けます。
たとえば、屋内で過ごす時間が長い方、魚類を食べる機会が少ない方、肌の露出を控えている方などは、ビタミンDの取り入れ方を見直したい場合があります。
ビタミンDの取り入れ方を見直したい例
- 日中も屋内で過ごすことが多い
- 魚やきのこ類をあまり食べない
- 季節を問わず紫外線対策を徹底している
- 食事量が少ない、または食事内容が偏りやすい
- 年齢とともに食事や栄養習慣を見直したい
※ビタミンDの充足状態は、血液中の25-ヒドロキシビタミンD濃度などによって評価されます。気になる場合は自己判断せず、医師などの専門家へご相談ください。
ビタミンDを取り入れる3つの方法
ビタミンDを取り入れる主な方法は、日光、食事、サプリメントの3つです。それぞれの特徴を理解し、自分の生活に合わせて組み合わせましょう。
1. 日光を浴びて体内で作る
ビタミンDは、紫外線を受けることで皮膚でも作られます。
ただし、必要な日光照射時間は、地域、季節、時刻、天候、肌の露出面積などによって大きく変わります。そのため、「毎日何分浴びればよい」と一律に考えることはできません。
また、紫外線の浴びすぎは肌への負担につながります。ビタミンDのために紫外線対策をやめるのではなく、食事などほかの方法と組み合わせて考えることが大切です。
2. 食品から摂る
ビタミンDは、鮭、サンマ、イワシ、ブリなどの魚類や、きくらげ、しいたけなどのきのこ類に含まれています。
特に魚類はビタミンDを含む代表的な食品です。魚を食べる機会が少ない方は、日々の献立の中で意識して取り入れてみましょう。
3. サプリメントを活用する
食事内容や生活環境によって、ビタミンDを取り入れにくい場合は、サプリメントを栄養補給の選択肢として活用する方法もあります。
ただし、ビタミンDは脂溶性ビタミンです。サプリメントを利用するときは、製品に記載された摂取目安を守り、複数の製品による成分の重複にも注意しましょう。
日光・食事・サプリメントの違い
日光、食事、サプリメントには、それぞれ異なる特徴があります。どれかひとつだけに頼るのではなく、自分の生活環境や食事内容に合わせて組み合わせることが大切です。
| 取り入れ方 | 特徴 | 意識したいこと |
|---|---|---|
| 日光 | 紫外線を受けることで、皮膚でビタミンDを作ることができる | 季節、地域、時間帯、天候などで生成量が変わる。紫外線の浴びすぎにも注意する |
| 食事 | 魚やきのこ類などから、ほかの栄養素と一緒に摂ることができる | ひとつの食品だけに偏らず、食事全体のバランスを考える |
| サプリメント | 食生活やライフスタイルに合わせて、決まった量を取り入れやすい | 製品の摂取目安を守り、ほかの製品との成分の重複に注意する |
ビタミンDを多く含む食品
ビタミンDは、特に魚類に多く含まれています。日々の食事では、魚やきのこ類を意識して取り入れることがポイントです。
ビタミンDを含む主な食品
- 鮭
- サンマ
- イワシ
- ブリ
- 卵
- きくらげ
- しいたけなどのきのこ類

食品に含まれるビタミンDの量は、食材の種類や調理方法などによっても異なります。ひとつの食品だけに頼らず、さまざまな食材を組み合わせましょう。
ビタミンDはどのくらい必要?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の男女のビタミンD目安量は、1日9.0μgとされています。
成人の耐容上限量は、1日100μgです。通常の食事から耐容上限量を超えることは多くありませんが、サプリメントやビタミンDを強化した食品を複数利用する場合は、合計量を確認することが大切です。
| 対象 | 目安量 | 耐容上限量 |
|---|---|---|
| 18歳以上の男女 | 9.0μg/日 | 100μg/日 |
※数値は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」による成人の基準です。年齢や健康状態などにより、必要な栄養量の考え方が異なる場合があります。
よくある質問(FAQ)
Q. ビタミンDは美容のために摂った方がよいですか?
ビタミンDと皮膚の働きとの関係については研究が行われていますが、ビタミンDを摂るだけで特定の肌悩みが改善するわけではありません。バランスのよい食事や睡眠、紫外線対策、スキンケアなどを基本に、不足が気になる場合は日々の取り入れ方を見直しましょう。
Q. 日焼け止めを使うとビタミンDが不足しますか?
日光によるビタミンDの生成は、紫外線対策だけでなく、季節、地域、外出時間、肌の露出面積など多くの要因に左右されます。ビタミンDのために紫外線対策をやめるのではなく、魚やきのこ類などの食品も含めて取り入れ方を考えましょう。
Q. ビタミンDは日光だけで十分ですか?
日光による生成量は、季節や地域、生活環境などによって変わります。日光だけに頼らず、食品からの摂取も組み合わせることが大切です。
Q. ビタミンDのサプリメントはいつ飲むのがよいですか?
サプリメントは食品のため、医薬品のように決められた服用時間はありません。製品表示を確認し、食事のタイミングなど、毎日の生活の中で続けやすい時間に取り入れましょう。
Q. ビタミンDを摂りすぎるとどうなりますか?
ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、サプリメントなどから長期間多量に摂取し続けることは避けましょう。製品の摂取目安を守り、複数の製品を利用する場合は、ビタミンDの合計量を確認してください。
Q. 妊娠中・授乳中でもビタミンDのサプリメントを利用できますか?
妊娠中・授乳中は、必要な栄養量や利用できる製品が個人によって異なります。サプリメントを使用する前に、医師へご相談ください。
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ビタミンA・Dについてもっと知る
サプリメントの取り入れ方を知る
まとめ
- ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収に関わる脂溶性ビタミンです。
- 皮膚にはビタミンDを利用する仕組みがあり、肌や加齢との関係についても研究されています。
- 日光による生成量は、季節、地域、時間帯、生活環境などによって変わります。
- 魚やきのこ類などの食品から取り入れることができます。
- 18歳以上の男女の目安量は1日9.0μg、耐容上限量は1日100μgです。
- サプリメントを利用するときは、摂取目安を守り、複数製品による成分の重複を確認しましょう。
紫外線対策を大切にしながら、日光、食事、必要に応じたサプリメントを組み合わせ、自分の生活に合った無理のない方法でビタミンDを取り入れましょう。
参考情報
食事だけで取り入れにくいときの選択肢に
魚やきのこ類を食べる機会が少ない方や、屋内で過ごす時間が長い方で、日々の食生活からビタミンDを取り入れにくい場合は、サプリメントを栄養補給の選択肢として活用する方法もあります。
アクティブサプリ「ビタミンA+D」は、ビタミンAとビタミンDを配合したサプリメントです。バランスのよい食生活を基本に、毎日の栄養習慣に取り入れていただけます。
こんな方に
- 魚やきのこ類を食べる機会が少ない
- 屋内で過ごす時間が長い
- 紫外線対策をしながら栄養習慣も見直したい
- ビタミンAとビタミンDをまとめて取り入れたい

※バランスのよい食生活を基本に、製品の摂取目安を守ってご利用ください。ほかのサプリメントや食品との成分の重複にもご注意ください。

