真夏によくある肌のお悩み別に、おすすめの栄養素をご紹介します。
夏の紫外線ケアには定番のビタミンCのほかにビタミンAやB群も必要です。さらに、汗で不足しがちなミネラル類は、意外にも肌と密接な関係が…。夏バテなどで食欲不振になりやすい夏こそ、たっぷりの栄養を摂ることが大切です。もし食事などで十分に栄養を摂れない場合は、サプリメントを活用するのも賢い方法のひとつです。その日のダメージは、その日のうちにケアして、毎日美肌を叶えましょう。
真夏によくある肌のお悩み
①日焼け、シミ、くすみ
定番のビタミンC…ももちろん必要ですが、肌のポテンシャルを高く保つには、実はビタミンAが欠かせません。ビタミンAのさまざまな作用の中で、今回注目するのは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)への働きかけです。
夏は、夜も気温が高く、浅い睡眠になりがちで自律神経が乱れやすい季節です。自律神経の乱れは、肌のターンオーバーと関係しています。
通常、紫外線などで肌内部にメラニン色素(シミやくすみのもと)が発生しても、ターンオーバーによって角質とともに排出されます。
しかし、自律神経が乱れてターンオーバーがうまくいかないことで、肌内部にとどまったメラニン色素は、シミやくすみとして現れてしまいます。
ビタミンAには、ターンオーバーを正常に戻し健康な状態を保つ働きがあります。ターンオーバーが整うと、不要なメラニン色素を含んだ角質は洗顔などで垢として排出されるため、透明感のある肌を叶えることができます。
美白ケアで有名なビタミンCは、メラニン色素の還元や、紫外線の影響から肌を守る働きがあります。
[ビタミンAが摂れる食品]
玉子、レバー、うなぎ、ほうれん草、にんじん
[ビタミンCが摂れる食品]
アセロラ、イチゴ、オレンジ、柿、ブロッコリー
②ニキビ、肌荒れ
肌トラブルには、ビタミンB群とミネラルがおすすめです。
ビタミンB群の中でもビタミンB6は、皮脂分泌をコントロールする役割があるため、ニキビができやすい人やオイリー肌に悩む人は意識して摂りたい栄養素です。
“美肌効果がある”と最近話題のナイアシンアミドも、実はビタミンB3 の1種。ニキビ予防や保湿、シワ、シミ対策などに効果的です。
ミネラルは、現代人に不足しやすく、夏は汗とともに排出されてしまうため、積極的に補給したい栄養素です。
例えば、皮膚トラブルを予防する亜鉛や、タンパク質合成に関わるマグネシウムは美肌づくりに役立つ栄養素として知られています。
[ビタミンB群が摂れる食品]
レバー、サバ、まぐろ、ごま、ナッツ類
[ミネラルが摂れる食品]
ひじき、焼きのり、煮干し、卵黄
夏バテなどで食欲不振になりやすい夏は、栄養バランスが偏りがちです。
栄養が不足していると、紫外線ダメージなどを十分に修復することができません。
もし食事などで十分に栄養を摂れない場合は、サプリメントを活用するのも賢い方法のひとつです。
夏こそたっぷり栄養を摂って、毎日美肌を叶えましょう!